風戸裕の短すぎた生涯[5]第2章 「よし、電子顕微鏡でいこう」② 2015/01/30 顕微鏡はできた。次はこれを売っていかなければならない。早速、細菌・金属・粉体・繊維などの写真を撮影した。それを持って大学や研究所を回った。強い興味を示してくれるところもあって、風戸はエネルギッシュに動き回った。トラコー [...続きを読む]
魔都上海を巡る その10「芸術村から一大観光スポットへ。大きな変貌を遂げた『田子坊』」 2015/01/28 前回は、上海の租界時代に発展した庶民の住宅街である弄堂(ロンタン)をご紹介した。星の数ほどある上海の弄堂のなかで、おそらくもっとも有名で多くの人が訪れるのが、今回ご紹介する「田子坊」と呼ばれるエリアである。かつてのフラ [...続きを読む]
vol.15「渋谷区の成人式の記念品が『コンドーム』だったとは」 2015/01/24 成人式には出席者に記念品が配られるのだが、今年渋谷区では、それが「コンドーム」だったそうな。さらに「濡れティッシュ」も。財政豊かな渋谷区では、過去には電子辞書を配布したこともある。一般には国語辞典だったり、「蛍光ペンの [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[4]第2章 「よし、電子顕微鏡でいこう」① 2015/01/23 終戦数日後、「噴竜」研究プロジェクトの後片付けをした風戸は海軍技術研究所の宿舎へ故郷から軍刀を取り寄せた。日本を救えなかった責任を強く感じ、死ぬ覚悟を決めていた。本気だった。しかし、先に自決した上官が残した「敗戦を乗り [...続きを読む]
リベンジ編⑥ 「また努力目標下げてしまった…」 2015/01/22 年末年始の飲み食いを経ても「わずか1kg増の74.5kgをキープ」なんて調子のいいこと言って油断した。体重増は歯止めを欠いてさらに増加。1月13日には75.5kgに。その後も親戚の法事だとかで飲み食いしたせいか現在75 [...続きを読む]
vol.14「東日本大震災の津波犠牲者26人に19億円補償。もはや自然災害は『人災』の時代になった。」 2015/01/19 つい先日まで「津波」は自然災害だったが、先般の2例目の判決で、避難誘導を怠った自動車教習所に、満額近い19億円賠償の判決が出た。26人が訴えたのだから、1人あたり7千万円ということになる。マイカー保険でさえ対人保障は1 [...続きを読む]
vol.13「東欧のグルジアで、代理出産する新ビジネス」 2015/01/14 卵巣がない女性には「卵子提供」。子宮がない女性には「代理出産」。共に日本では非合法になっているが。昨年タイで某若者が15人くらいの赤ん坊を代理母に出産させた。モラル違反に問われて、現地ではこの治療が凍結されたままらしい [...続きを読む]
魔都上海を巡る その9「上海人の心の故郷『弄堂』」 2015/01/12 今回はちょっと真面目に、上海を特徴づける建築物の一つ、「石庫門」を取り上げる。文字面からすると「石でできた倉庫の門」のように見えるが、そうではない。「石庫門」とは、かつて上海に租界があった時代に、そこに住む庶民のために [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[3]第1章 誘導ミサイル「噴竜」③ 2015/01/09 「この非常時にそんなことをすれば鎮守府長官に申し訳がないではないか」部長会議は夜行われる。風戸は矢次の副官の立場で、本来会議が終わるまで残っていなければならないのだが、本を読み、適当な時間に家に引き上げていた。「あれだめ [...続きを読む]
vol.12「青学優勝でバブル大騒ぎの箱根駅伝は、東京一極集中のアベノミクスの悪例の一つ」 2015/01/07 正月の箱根駅伝は、2000年代に入ってから、バブル大人気になっている。かつて大晦日の格闘技ブームは去り、元旦開催のサッカー天皇杯は日にち移動し、同じく元旦の実業団ニューイヤー駅伝は細々としたままなのに、箱根だけは人気急 [...続きを読む]