─臓器移植ガイド─ [22] 8. 悔いるべくして悔いる② 2017/02/26 「俺は医者になるべきじゃなかった」 朝食の後、麻生はぼんやりと医者をやめようという思いを固めた。だが、目の前にコーヒーの香りが立ち上り、さえ子が腕を組んで自分の顔を覗き込んでいた。懐かしい、幼い顔に思い切りしわを刻み込 [...続きを読む]
─臓器移植ガイド─ [21] 8. 悔いるべくして悔いる① 2017/02/18 まず奥井から麻生に電話が来た。 「ありがとう。恩に着る。東浦先生がとても喜んでくれて俺も幸せだ」 どこかよそよそしい口調。麻生も言葉短く祝った。 だが、東浦の電話は底抜けに明るかった。 「お前が世話してくれたドナー [...続きを読む]
“誤解、誤訳、誤報” 御免!「中国ニュース珍カシャ通信」:“7人”のラブドール&リアルな息子1人と一緒に暮らす男 2017/02/16 中国南部・貴州省の田舎町に住む58歳の男性、離塵(リ・ジン=仮名)さんは、一人息子と共に、“7人”のラブドールと一緒に暮らしている。しかも離さんはこのラブドールたちを、本来の用途であるダッチワイフとして使っているのでは [...続きを読む]
─臓器移植ガイド─ [20] 7. 『恩師の為に』を言訳に!② 2017/02/10 ある日女性教師が、一人で病室をのぞき回っている麻生に話しかけてきた。理科を高校で教えているそうで、医学部に行ったのに大学で山歩きに取り憑かれて教師に転進したという。東北の山について、その魅力を話すのだが、彼女はマタギと [...続きを読む]
移民都市・深圳をゆく その8「一気に路線が拡大した地下鉄」 2017/02/06 筆者が2005年から深圳に住み始めた頃、町中の交通手段はバスがメインだった。地下鉄の2路線が開通していたが、広い深圳の割に路線の距離が短く、地下鉄駅から目的地までの距離が離れていることも多かったため、結局は細かく停留所 [...続きを読む]