この夏もっともアツい「真夏の文化祭」を取材中! 池袋テレビ先端取材班
「東京は暑いから、どっか出張にでも行きたいね」
「じゃあ伊豆高原に行こーっ!」
というわけで池袋テレビは、“きゃりーぱみゅぱみゅ”もお忍びデートしたとネットで話題の「まぼろし博覧会」に出張取材を敢行。ちょうど8月1日から開催中の「真夏の文化祭」に参加出展していることもあり、「池袋テレビ先端取材班」として現地でその様子を視察&レポートすることになった。
「高原とは名ばかりじゃあー!」
「東京より暑いじゃないか! 騙されたぁ」
もともと温暖な伊豆だから陽射しの強さはハンパない。まぼろし博覧会の展示室はもともと熱帯植物園の温室だったりするから天然のサウナのようなもの。その中に奇妙キテレツ、昭和のニオイがプンプンしてくるようなマネキンやら人体模型やらジオラマ、彫像のレプリカといった超アナログな展示物ばかりが所狭し(決して狭くはないのに)と並べられ、ディスプレイしきれない収蔵品が山と積まれたまま展示されていたりする。しかし、ゴミ屋敷スレスレともいえる空間はなぜか居心地よく、展示室の暑さで玉のように吹き出した汗も屋外に出たときに木陰を吹き抜けてくる涼風がエアコン以上に心地よく感じられるための演出だったのではと、素直に感じられ不快感はない。
最後にのぞいた展示室は、いまでは殆ど姿を消した「秘宝館」と呼ばれた性の博物館から集められたコレクションの数々。本来、エロがテーマの展示物をここではあえてタイトルを付け替えることでエロではないものに見せる。だから、まぼろし博覧会に18禁はなく、来場者が内容を知って来たかは別として家族連れも多い。子供たちもお化け屋敷のように「キャーキャー」叫び声をあげる。
「おもしろいこと」ばかり考えていたらこうなっただけ。というこの博物館の感性に「ついて行けない」という感想もあるのは事実だが、アーティストや文化人にファンは多い。密かに関心を持っている人は多く、今日も「セーラー服おじさん」こと小林秀章さんが前から来たかったんです、と目を輝かせ歓声を発しながら展示を見てまわっていた。(この様子は近日動画も公開)
やっぱり伊豆高原は涼しいどころか、いま最もあつい注目のスポットといっていい。