人と人の関係を断ち切る残酷な「神」の正体 ─カルト宗教の真実を描いた「解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記」 2016/06/02 オウム真理教や統一教会の例をあげるまでもなく、カルト宗教は人間の思考回路を根底から左右し、時に人生を破壊する恐ろしさを秘めている。 先日刊行された『解毒 エホバの証人の洗脳から脱出したある女性の手記』(坂根真実・角川 [...続きを読む]
精神障害の当事者による、当事者のための情報発信の場「やどかり情報館」 2016/01/04 ごく当たり前の生活を求めて──。 それが、1970(昭和45)年に活動が始まった精神障害者のための公益社団法人「やどかりの里」の、最も基本的な活動理念だ。 精神障害者が病院に収容され、一度入院すると一生を病棟の中で暮 [...続きを読む]
精神障害者が働き続けるコツとは 働く当事者、Aさんのインタビュー 2015/02/19 「精神障害者が働く」。以前は難しかったそのことが、当たり前のこととなる時代が来ようとしている。2018年4月より、企業が雇用すべき障害者の範囲に正式に精神障害者も含まれることが決定されているのだ。「精神障害者の雇用義務化 [...続きを読む]
精神障害者が働き続けるコツとは?「こんぼ亭」レポート 2014/12/29 2014年も残りわずかとなった12月20日。浅草浅草寺にほど近い、すみだリバーサイドホールで、第25回こんぼ亭「働き続けるコツと就労支援のツボ」が行われた。こんぼ亭は、雑誌「こころの元気+」の発行をはじめ、メンタルヘル [...続きを読む]
障がい者就労が地元を元気にする。アイエスエフネットグループ沼津の事例 2014/12/06 静岡県沼津。新幹線こだまを三島駅で下車し、JR東海道本線に乗り換えてひと駅めで降りると、昔ながらの商店が軒を連ねる町並みが広がる。今回、私はこの街で障がい者就労を軸に多角的事業を展開するアイエスエフネットグループの雇用 [...続きを読む]
宗教と医療の対立と調和 2014/11/14 現代社会において、宗教と医療というふたつの要素が、相容れないものとして切り離されるようになって久しい。精神医学が近代的なものとして成立する過程で、患者の宗教的な言動は「祈禱性精神病」や「宗教妄想」といった病名で病理と位 [...続きを読む]
京都・岩倉を歩く─精神病患者と共存した町(後編) 2014/10/30 江戸時代から精神病患者を預かり、ともに生活してきた岩倉。明治・大正の時代に入ると、精神病患者は精神病院という施設に収容され、管理されるようになっていく。それは岩倉も例外ではなかった。中村治先生の『洛北岩倉と精神医療』( [...続きを読む]
京都・岩倉を歩く―精神病患者と共存した町(前編) 2014/10/23 岩倉川にかかる、十王堂橋という小さな橋が、待ち合わせ場所だった。今日、私を案内してくれる中村治先生は携帯電話を持っていない。携帯電話を持っていない人との待ち合わせは久しぶりなので、会えるかどうかドキドキしながら、私は細 [...続きを読む]
意外に堅実? いまどきのヤクザの生態が垣間見られる『ワルの生き方』 2014/10/15 「タマはまだ残っとるけんのう」菅原文太主演、映画「仁義なき戦い」の有名なラストシーンのセリフである。「仁義なき戦い」は、それまで数々の任侠映画をヒットさせてきた東映が、実際の抗争をモデルに“実録ヤクザ映画路線”に転じた、 [...続きを読む]