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“誤解、誤訳、誤報” 御免!「中国ニュース珍カシャ通信」:あの人気AV女優にトラブル発生! アソコではなく顔にモザイクが

 中国で大人気の日本人女性といえば、愛ちゃんこと卓球の福原愛とともに挙げられるのが、元AV女優の蒼井そら。2011年に中国各地で起こった大規模な反日デモでは「釣魚島是中国的、蒼井空是世界的」(釣魚島は中国のものだ、蒼井そらは世界のものだ)といったようなスローガンが掲げられたほどである。

 あれから5年半、日本で蒼井そらはすでに“あの人は今”的な存在となってしまっているが、中国では今でも大人気で、イベントのゲストとしてしょっちゅう中国に招かれ、空港に降り立つと、待ち受けていたファンに囲まれるといったことも起こっている。

 当然のことながら中国で日本のAVは放映も販売も禁止されているのだが、町中で普通に裏DVDが売られていたし、ネット社会の今、ネット上で見る手段がいくらでもある。そんなわけで蒼井そらは中国ではVIP扱いされるほど人気が出たのだった。

 だがつい先日、現地でちょっとしたトラブルが巻き起こった。

 2月24日、中国東部の安徽省の警察が微博(ウェイボー=中国版ツイッター)で発表したところによると、“蒼某某”なる日本国籍の芸能人が、同省の査済県で映画の撮影が遅れたため、近くのロッジにチェックインしたが、その際に従業員が法律で定められた外国人宿泊の手続きを行わなかったことから、その従業員に500元(8000円強)の罰金が科されたということだった。蒼某某などとしていたが、それが蒼井そらであることは明らかだった。

ニュースを伝える安徽省警察の微博公式アカウントの画面。蒼井そらの顔と名前部分にボカシが入っている。あまりにも話題になったためか、このニュースは現在削除されている

 それだけだったら、中国でよくありそうな、なんということもない小さなトラブルで終わっていた。だが、警察が微博上で実名ではなくわざわざ“蒼某某”などとボカシて書き、さらには、蒼井そらの微博公式アカウントのキャプチャーを掲載し、彼女の顔にまでボカシを入れていた。

 そのため、これを見た中国の一部のネット民たちからは「蒼井そらのアソコではなく顔にモザイクがかかっているなんて、初めて見た!」などと茶化され、数多くのニュースメディアがこの話題を取り上げることとなった。

 当の蒼井そらにはなんの罪もないニュースではあるが、いずれにしても、この程度のネタでも大きく取り上げられるほど、中国で蒼井そらは人気があるのだろう。

佐久間賢三
About 佐久間賢三 (30 Articles)
週刊誌や月刊誌の仕事をした後、中国で日本語フリーペーパーの編集者に。上海、広州、深圳、成都を転々とし、9年5か月にもおよぶ中国生活を経て帰国。早稲田企画に出戻る。以来、貧乏ヒマなしの自転車操業的ライター生活を送っている。