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vol.10「理研の小保方晴子さんに、最初からの違和感」

 今年は小保方フィーバーで年が明けたような気がした。「将来の女性ノーベル賞」だといわれ、小保方WHO? と走り回ったが、その取っ掛かりの松戸の小・中学校時代も、千葉市の高校時代も、何故か恩師たちがダンマリなのが気になった。「個人情報ということで、お話できないんです」という。よく聞けば、彼女本人から校長宛てに電話が再三入って「取材は拒否でお願いします」と。そんなことがあるのか。

 実家の両親も、父親は大手商社勤務であり、母は大学講師なのに、一度としてメディアの前に顔を出さない。「過去にそんなノーベル賞受賞者っていませんよ」と思う。

 ああそうなのだ。デビューしたての人気タレントが、出身も本名も個人情報だからと明かさずに、今の存在だけが煌びやかに映るとは、タレント本人には理想なのだろうが、観客にはどこか不満が残る。

 結果、彼女は、STAP細胞とやらが実験では存在せずに、「過去に200回も実現した」というコメントは、ウソだったことになった。科学者としての詐欺行為だともいわれた。

 一体あの騒ぎは何だったか。巨大組織の中には善からぬ人間は何処にも存在する。警察組織でも、公務員でも、NHKでも、懲戒解雇になるような者は。彼女もその一人に該当するのだろうか。理研という国家の研究機関も、チームごとに研究予算の分捕り合戦が行われているらしい。疑わしいけれど煌びやかな発見と、見かけはよさそうな理系女子、恩師は自殺したが、山中伸弥さんとノーベル賞を争うほどの研究者だと、素材とタレントは豊富だったのだが、そのすべてに騙されたということか。

 でもどうにも、最初からこの程度の架空(仮定)の研究だったのではないかと、実に後味の悪いから騒ぎをしたように思う。(sp)

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男性週刊誌、女性週刊誌、写真週刊誌など大手出版社編集部の契約記者として、第一線で取材執筆活動をおこなっているライター集団。政治、事件、皇室、芸能、実用、人物インタビューなど守備範囲は多岐にわたる。早稲田編集企画室の中核。