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vol.8「自民党安倍家の世襲で長州の藩閥政治が今も続く」

 安倍晋三も弟(岸信夫)も必死の衆院選挙だが、ゴッドマザーの安倍洋子にとって、孫も政治家になるという長州(山口)の藩閥政治が今も続く。幕末の長州(山口県)が、どうして徳川幕府を滅ぼすほどの、知識や軍備を備えたかといえば、外国に近かった理由が大きい。長崎の出島は鎖国時代でもオランダ文化が入ってきたし、関門海峡周辺は英国船が攻撃を仕掛けてきた。鎖国していた農民国家にとって、外交ルートがあるだけで文化は進歩した。薩長土佐(鹿児島、山口、高知)は、こうして江戸幕府を無血開城して明治維新を乗っ取った。長州閥の政治は今でも続く。

 ノーベル平和賞を取った佐藤栄作は山口の政治家で、実の兄貴の岸信介と共に、兄弟で総理大臣になった。岸信介の生まれは佐藤信介だったが、中学生年代で岸家に養子に出て当主になった。地元では佐藤家も岸家も安倍家も、大地主一族である。

 さて岸信介の娘の岸洋子は、安倍晋太郎に嫁いで安倍洋子となった。86歳の今も健在だ。夫の晋太郎は自民党幹事長止まりだったが、息子の晋三がついに総理になった。

 晋三は洋子の二男で、弟に議員の岸信夫がいる。子供の頃に洋子の実家である岸家に養子に出て、当主になった。

 洋子にすれば、父親の岸信介が総理であり、次男坊の晋三が後を継いで、今は三男坊の応援中である。安倍家は間もなく佐藤家を越えるのだ。岸家出身のゴッドマザーは、安倍家も支配した。

 晋三の地盤の山口県下関とは、フグの名産地として知られるが、しかし過疎になった。地元にはキャバクラ嬢さえいなくて、隣の九州の小倉(北九州)から出張にくる。

 晋三本人はこの選挙期間、全国遊説が忙しくて、代わりに妻のアッキー(昭恵)が地元入りする。大物政治家の選挙方式だ。

 そこに母親の洋子も別働隊として選挙運動に加わる。安倍家の実家は山口の長門にあるが、そこで先祖代々の墓参りをしたのは、アッキーではなくて洋子だった。翌日には安倍家の選挙区を離れて岸家の岩国に移動する。そこで今度は三男坊を応援するわけだ。昭恵の下関とは目と鼻の先なのに、この嫁と姑は合流することもなく、それぞれ亭主の応援か、息子の応援かの別行動とは、徹底している。

 さらに洋子にとっては、長男坊の息子が現在大学生で、子供がいない晋三夫婦の後継ぎは、どうやら洋子の孫が指名されているそうだ。晋三にとっては甥っ子になる。彼が政治家として出世すれば、マザー洋子にとって3代目の総理を狙えることにもなる。

 自民党安倍家の世襲政治とは、幕末の長州閥の時代から延々と続いていることになるわけだ。(sp)

週刊誌グループ
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男性週刊誌、女性週刊誌、写真週刊誌など大手出版社編集部の契約記者として、第一線で取材執筆活動をおこなっているライター集団。政治、事件、皇室、芸能、実用、人物インタビューなど守備範囲は多岐にわたる。早稲田編集企画室の中核。