リベンジ編⑤「2015─スローだけど早くも始動」
「官庁御用始め」は、1月4日である。12月29日から1月3日まではお役所の年末年始の休日と法律で決められているからだ。一般企業でも勤め人の新年初出勤はこれに準じている。ところが本来、仕事始めは1月2日で、初夢、書き初め、商家の初荷、初売り、農村、漁村における仕事も本来は2日からだ。ただ、縁起かつぎの慶事として形式的だが……。筆者の三が日は、昼間からほろ酔い加減でゴロゴロするのが正月らしくて「シ・ア・ワ・セ♡」と感じて、まだ休み気分に浸っている。
しかーし! 昨年11月末からはじめたダイエット。まだココロザシ半ばであるのは言うまでもなく、この年末年始に緩みそうな気持ちとお腹まわりに喝を入れるべく、体重計り初めを敢行した。
正月は、風呂場の脱衣室から暖房をきかせた仕事部屋にこっそり体重計を持ち込み、家族に悟られぬようにパンツ一丁になる。右足から静かに体重計に載り、じわじわと体重を移動させて左足もそろりそろりと載せて、目盛りが安定するのを待つ。緊張で目盛りがプルプルと震えて安定しない。深呼吸しておそるおそる目盛りを読む……。
昨年末、12月25日に73.5kgになったとこのブログで書いたあと、28日に73.3kgとの記録を最後に食事の記録も体重チェックもやめていた。まあ、官庁に準じて御用納めしたことにしておこう。じつに5日ぶりの体重チェックである。
この5日間、忘年会に出た帰りの終電前にラーメンを完食したり、自宅ではつい食べ過ぎ、大晦日も昼間から酒を飲んで、つまみ食いし放題。夕食を早い時間に済ませたのはいいが、腹いっぱいにもかかわらず、深夜0時を前にして年越し蕎麦は欠かさない。
年が明けたら、さっそくおせち料理を囲んで家族で酒盛り。おせち料理は食べた量がわからないのでつい食べ過ぎる。
そして1月2日。はやくも怖くなって体重チェックする気になった。遅い朝食を摂ったあと外出、とは言ってもクルマだから運動にはならない。それでも帰宅して昼食前の空腹時である。
ジャジャジャーン!「74.5kg」
おっ? 意外にも1kg増加でとどまっている。これを喜ぶべきか悲しむべきか悩みどころだ。「わずか4日で1kg強」と危機感を持って節制できればリバウンドせずにすむだろう。しかし、今これを書きながら「どうせあと2日もすれば通常の生活に戻るんだからいいじゃん」というのが本音である。
1月中に毎年受けている地元自治体の定期健康診断を受けるから、油断は禁物だけどあと2日だけ、ユル〜く過ごしてもいいよね。