風戸裕の短すぎた生涯[1]第1章 誘導ミサイル「噴竜」① 2014/12/12 「息子の生きている姿はもう見られないのか…」初老の男は突然湧き起こった思いに息をつめた。寒気を感じ、男は隣に座る妻に自分の体を寄せた。身を乗り出してサーキットの一点を見つめ、胸の前で手を組み合わせていた妻の体は震えていた [...続きを読む]
魔都上海を巡る その5「紹興酒と娘の慶事」 2014/12/09 今回は、前回に少し出てきた「女児紅」という銘柄の紹興酒について。「女児紅」は中国語読みだと「ニューアールホン」となる。ウィキペディアによると、この「女児紅」というのは、本来は銘柄の名前ではなく「中華人民共和国浙江省の習 [...続きを読む]
vol.8「自民党安倍家の世襲で長州の藩閥政治が今も続く」 2014/12/08 安倍晋三も弟(岸信夫)も必死の衆院選挙だが、ゴッドマザーの安倍洋子にとって、孫も政治家になるという長州(山口)の藩閥政治が今も続く。幕末の長州(山口県)が、どうして徳川幕府を滅ぼすほどの、知識や軍備を備えたかといえば、 [...続きを読む]
障がい者就労が地元を元気にする。アイエスエフネットグループ沼津の事例 2014/12/06 静岡県沼津。新幹線こだまを三島駅で下車し、JR東海道本線に乗り換えてひと駅めで降りると、昔ながらの商店が軒を連ねる町並みが広がる。今回、私はこの街で障がい者就労を軸に多角的事業を展開するアイエスエフネットグループの雇用 [...続きを読む]
「ズルズル〜」 2014/12/04 メタボを気にしてここ数年、ラーメンを控えていたが無性に食べたくなった。「背脂たっぷりのとんこつしょうゆ味の元祖」と言われる、板橋の有名ラーメン店『下頭橋(げとうばし)ラーメン』へ行ってみた。最寄り駅は、池袋から東武東上 [...続きを読む]
vol.7「高倉健、菅原文太の訃報で知る、昭和の大スターと昭和史の奇妙な側面」 2014/12/02 役者としての高倉健を「あまりうまい役者じゃなかった」とはっきり言ったのは、東映社長だった高岩さんだけだった。同じように、彼が本当の極道になったとしても「親分にはなれなかったね」と言ったのは、作家の安部譲二だけ。スターの [...続きを読む]
魔都上海を巡る その4「悠久の歴史を持つ酒・紹興酒」 2014/12/01 今回は日本の中華レストランでもよく飲まれている中国の紹興酒についてご紹介しよう。その前に、紹興酒についての誤解を1つ解いておきたい。日本では中華レストランに行くとたいてい紹興酒があるため、紹興酒は中国を代表する酒で、中 [...続きを読む]
リベンジ編①「ふりだしに戻る」 2014/11/28 忘年会シーズン始まる! もともと外飲みは多くないけど、この時期ふだんよりは飲みに誘われる機会が増えることは間違いない。要注意な季節だ。今年に入ってから、不思議と忙しい。自転車に乗るとかウォーキングするとか、時間をかけて [...続きを読む]
「1本だけなら」 2014/11/26 年末年始は芸能人の入籍&離婚シーズンだが、早くも先週は、西島秀俊に続いて向井理も、近々結婚するというニュースで盛り上がった。スクープを仕入れて気分よく新年を迎えたい! 11月某日 晴れ 「1本だけなら」(僕) 禁煙生活 [...続きを読む]
魔都上海を巡る その3「悠久なるながれ『長江(揚子江)』」 2014/11/25 アヘン戦争後の1845年以後、上海ではイギリス租界にはじまる欧米列強による租界の形成が約100年間つづいた。いまや中国一の大都会へと発展を遂げた「魔都」上海。ふだんは大気汚染が激しい上海だが、空気が澄んでいた日を見はか [...続きを読む]