風戸裕の短すぎた生涯[37]最終章 「父子、その生き方」③ 2016/03/08 小林の体調の良いとき、風戸は軍団のメンバーもまじえて本当に一晩話し明かしてしまった。よく居合わせるメンバーは見識の高い人が多く、特に女性はサムライぞろいだが、彼らが語る裕への熱い思いに、風戸はただただ圧倒されっぱなしだ [...続きを読む]
vol.29「4年に一度の恒例行事。五輪女子マラソン候補の福士加代子と陸連のゴタゴタ大騒動」 2016/03/03 8月のリオ五輪へ女子マラソン出場選手は3人。伊藤舞は内定済みで残るは2人。マラソン第一人者の福士加代子が1月の大阪国際で2時間22分台の好記録を出した。派遣設定タイムも突破した。「これでリオだべ~」の津軽弁で喜んだが、 [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[36]最終章 「父子、その生き方」② 2016/02/28 会社のしがらみから解放されると、風戸健二は瑞枝とともに、二人が知らなかった裕の断片を集めることに没頭した。 裕の死の瞬間の様子を微細に知ろうと探し出してもらった、観客の撮影した8㍉フィルム。 事故原因となった2台の [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[35]最終章 「父子、その生き方」① 2016/02/24 裕がCAN-AMに出場している1971年(昭19)8月19日、ニクソンショックの折、風戸は裕に書き送った手紙に記している。 《裕君 日本は8月15日、ニクソン大統領の「緊急ドル防衛対策」発表により、大変な経済問題に当面 [...続きを読む]
本を買うという行為についての妙な考察みたいなもの 2016/02/22 私の家にはあちこちに本があふれかえっていて、天井までの本棚にも入りきらず、部屋の各隅に小山が出来たりしているのだが、その本の山で目につくのが、読んでない本がやたらに多いことである。途中まで読んだ本やら、最初だけ読んだ本 [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[34]第9章 「裕、あと一息でF1」⑤ 2016/02/15 17台のレーシングカーが地響きを上げて、バンクを流れるように行進するのは迫力じゅうぶんだ。振動がいつまでも続き、後には濃い白煙が立ち込めた。 アナウンサーが状況を説明する声が流れているが、スピーカーがサーキットのあち [...続きを読む]
戦慄!”ゲスノート”の呪いで死神降臨!? 2016/02/08 『週刊文春』のスクープで発覚したベッキー(31)とゲス極のボーカル・川谷絵音(27)の不倫。川谷に関わった者には不幸が訪れる“ゲスノート”の呪いは凄まじい。 その例が各メディアで報じられた。川谷が作詞作曲してもらったS [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[33]第9章 「裕、あと一息でF1」④ 2016/01/26 1974年(昭49)6月2日、「富士グラン300km」の日を迎え、富士スピードウェイには5万を超える大観衆が詰め掛けた。 標高1000メートル以上の高原は真夏のような太陽が照りつけ、選手紹介でコントロールタワー前のコ [...続きを読む]
ベッキー不倫疑惑でも!? 男が浮気しても許されるワケ 2016/01/23 SMAPの解散騒動で、世間の関心がそれた感のあるベッキー不倫疑惑。「まさに『ゲスの極み』だ」と既婚者・川谷絵音もこき下ろされはするものの、あきらかにダメージが大きいのはベッキーのほうだった。 もちろんベッキーの方が社 [...続きを読む]
風戸裕の短すぎた生涯[32]第9章 「裕、あと一息でF1」③ 2016/01/21 予選も、ドライバーズミーティングも刺々しく、本番のレースでもイチかバチか、とんでもないことをする者が出そうだった。ドライバーには速い者やカテゴリー別の第一人者はいたけれど、ドライバーの組織は機能せず、ドライバーをまとめ [...続きを読む]